3月22日の国会質問に金融庁が回答
《4月13日参議院財政金融委員会》
www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/sp 発言者大門実紀史
大門実紀史参議院議員
大手損保の損保代理店のいじめについて3つ金融庁にお願いした。その後の対応を伺いたい。
一つは大手損保による代理店いじめについて、全国で起きている問題なので、各地方財務局で、それぞれ地域の中小代理店声を聞いてあげてほしいというお願いを致しました。既に近畿財務局や福岡の事務所などでは対応して頂いてるが、他でも全国で起きているので、どこへ行っても、そんな問題知らないとか、門前払いとか、あるいはよく分からないから帰ってくれということがないように各地方財務局に徹底してほしいとお願いしましたが、その後対応はどうなっていますか。
金融庁・栗田監督局長
財務局における損保代理店からの相談対応の徹底につきましては、3月24日に全国の財務局に事務連絡を発出し、代理店からの相談については丁寧に対応するように周知徹底を図りました。
大門実紀史参議院議員
九州では三大損保それぞれ色んなことが起きていますので、福岡事務所以外の事務所でも、きちっと話しを聞いて頂けるようにお願いしたい。
二つ目、前回お願いしたのは、損保の本社自身が自分のところの関係の代理店の相談窓口を設けるべきだと、本社の方針もあるが、各支社や現場の社員がやり過ぎて高圧的な、パワハラ的なあれこれをやることが多かった。本社が代理店の方々の相談を受ける窓口を置くべきだと申し上げましたが、本社としての代理店対応窓口、これはどういうふうになりそうですか。
金融庁・栗田監督局長
大手の損害保険会社におきます代理店の声を聞く相談窓口の設置につきましては、既に設置済みのところもありますけれども、まだ設置していない大手につきましても、現在直接本社に相談できる窓口を設置すべく準備をしているところで、ゴールデンウィーク前後には稼働できるのではないかと聞いています。
大門実紀史参議院議員
これも金融庁の指導によって作る方向になっているということで、ありがとうございます。三つ目にお願いしたのは、そもそも代理店の組織として日本損害代理業協会というのがあります。本来代理店の組織ですから、この日本代協が現場の代理店さんの声をよく聞いて、それを大手損保に伝えるべきだということも申し上げました。その点で、金融庁として日本代協に働きかけて頂きたいと申し上げました。その後どうなっていますか。
金融庁・栗田監督局長
金融庁と日本代協との意見交換会につきましては今月27日に開催を予定しておりまして、その際には各都道府県の代協会長にもオンラインで参加をお願いしたいと考えています。
大門実紀史参議院議員
三つお願いして、機敏に対応していただいて、感謝申し上げたいと思います。